G14044 私にとってのデジタルデザインとは。

今回は今までに見てきた最新技術や主にNEXT WORLDに出てきた様な、未来に出てきそうな技術について改めて自分の意見をまとめ、これからのデジタルコンテンツとの付き合い方について考えていきたいと思います。

 

第一回目に見たのが、『未来はどこまで予測できるのか』では、自分でも驚くような人工知能の使われ方ばかりだったことを覚えています。犯罪が起こりそうな場所の予測やヒット曲の予測まで、人間の行動や嗜好までコンピューターが分析できる時代に既になっているなんて思ってもいなかったからです。この回での問題?が番組内では、未来の人たちがコンピュータに頼りきりな生活をしていることでした。その人にとっての最大幸福を教えてくれるものに従い行動することが本当に幸福なことなのか、これは正直自分でも何とも言えないなと、思いました。img_story01

私はまだ20歳ですが後悔したことは数えきれないほどあります。あの時こうしていればと何度思ったことか。だからこの個人にとっての最大幸福を教えてくれるのは後悔は少なくとも劇的に減ることができると思います。でも、それに従って生活していくのは果たして自分の人生の質量的にどうなのかなと思いました。最後死ぬとき本当にいい人生だったと思えるのかなと思いました。

 

そして第4回目『人生はどこまでたのしくなるのか』

この回では最新技術の使い方に関して考えさせられることがありました。

前半に紹介された、デジタルの機能を利用した新しい洋服のデザインや人では考えられないような新境地の組み合わせの料理など、料理に関しては純粋な味の判断ができるコンピュータだからこそできるものだなと思いました。人では固定概念などが邪魔してできないものもできる、コンピュータをうまく利用したいい例だなと思いました。

そして後半の死人を生前のデータを元にもう一度ホログラムなどで甦らすことに関しては以前に書いたように、私自身あまりいいこととは思いませんでした。

 

前期で見てきた様々なコンテンツから私が考えるこれからのデジタルとの付き合い方に必要なことは、『バランス』だと思いました。

今現在では、まだ人間の手作業の分野がなければできないようなものばかりです。しかし番組をみてわかるように、これからはほぼ何かしらでコンピュータの力を使う時代になっていることは間違いないと思います。だからこその『バランス』なのです。第1回目のような世界では、人間はただのコンピュータのコンピュータになってしまっています。その他のコンテンツを見てわかるように、人では思いつかないもの、人では危険な場所の潜入など、コンピュータ(ロボット)をもともと作った目的をもう一度思い出し、考えなおすべき時ではないのかなと思いました。

こんなに技術が発展した時代でも動物にはその種でしかできないことがあり、中には知能的には人間のほうが上なのにもかかわらず、その種の特徴(特技)を新たな技術として利用することもあります。つまり、このままでは、人間よりあらゆるスペックが上なロボット達に居場所を奪われることもあるという危険性について考えるべきだと思うのです。

 

人には人のできること、コンピュータ(ロボット)にはコンピュータ(ロボット)のできること、それをもう一度考え直して、私は、嗜好の傾向や流行などには囚われない、自分にしかできないようなデザインで、このIT社会を生きていきたいと思います。

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